ブラジル屈辱7失点の原因は…「ミネイロンの惨劇」レビュー

公開日: 更新日:

 大敗の原因はどこにあるのか? 現地取材に赴いたサッカージャーナリスト・六川亨氏は「ボランチの不出来が大きかった」と、こう続けた。

「ブラジルは、伝統的に両SBの積極的な攻撃参加が持ち味。相手のカウンターを受けた場合、CB2人とボランチ2人が連係を取りながら対応します。しかし、ドイツ戦に先発したルイス・グスタボは守備でミスを連発。フェルナンジーニョに至っては、特に3失点目が象徴的でしたが、マイボールを背後から奪われて失点の発端となった。ボランチ2人のお粗末なプレーが、主将で正CBのチアゴ・シウバ不在の穴をより広げ、記録的大差負けを招くことになったのです」 

 試合前からメンタル面でもドイツに負けていたというのは、サッカーライターの平野史氏だ。

「ブラジルという名前の風船の中に勝ちたい、負けたらどうしよう、ネイマールがいない、彼に優勝カップを届けたい、母国の期待に応えたい、応えられなかったらどうしようか……ブラジル選手たちにはいろいろな感情が入り乱れ、国歌斉唱の段階で王国の風船はパンパンに膨れ上がってしまった。モチベーション過多になった選手たちは、試合前に平常心を完全に失っていました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状