今度は貴乃花にベッタリ…長期政権狙う相撲協会“裏金顧問”

公開日: 更新日:

 曲がりなりにも税制上の優遇措置を受けている団体の幹部だ。業者から裏金をもらったことが明るみに出た時点で「アウト」。フツーの神経の持ち主なら観念して自ら身を引くところだ。

 なのに現在も協会に居座っているどころか、これまで通り、内部を牛耳っているというから看過できない。

 協会が裏金顧問の首に鈴をつけるどころか、身内だけの調査で「カネは返したのだから問題はない」とおとがめなしで済ませたことが何よりこの顧問の協会内部での影響力の強さを物語っている。

 この幹部は北の湖理事長の側近。現体制の誕生と同時に顧問として協会入りし、内部でやりたい放題なのだ。

 相撲協会は年明けの1月、正式に公益財団法人に移行。再選された北の湖理事長の任期は2年間だ。裏金幹部があと1年半も居座るとは信じ難いが、くだんの幹部はその先も見据えているというから、とんでもない話ではないか。

 さる親方が声を潜めてこう言った。

「最近、貴乃花理事(元横綱)にベッタリというんだな。貴乃花理事は現在、総合企画部長など部長職を5つも兼任していて、協会内部では北の湖理事長、八角事業部長に続くナンバー3の位置付け。人気も知名度もバツグンだし、このままいけば次の次の理事長候補だからね。いまのうちに取り込んでおこうという腹じゃないか。あろうことか貴乃花理事も、あの顧問にゴマをすってるってウワサさ」

 裏金顧問の厚顔ぶりにはアキレるばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?