東京五輪ゴルフ会場に「霞ケ関CC」より「若洲GL」の声

公開日: 更新日:

 2020年東京五輪ゴルフ会場は、埼玉県の霞ケ関CCに決定したとの報道がすでにあったが、ここへ来て若洲ゴルフリンクス(東京)のほうがベストではないかという声が高まっている。

 東京五輪が掲げる「コンパクトなオリンピック」に都心から遠い霞ケ関CCはおかしいという理由からだ。

 若洲GLなら選手村やプレスセンターが近く、交通アクセスも問題ない。何より都所有で既存のパブリックコースだ。五輪後も都民やアマチュアゴルファーが継続利用できるうえ、ゴルフ界の発展にもつながる。またゴミの埋め立て地のため、エコや環境面を世界にアピールできる。五輪開催国や開催都市が長期にわたって継承、享受できる五輪の社会的、経済的、文化的恩恵を指すという「オリンピック・レガシー」の精神にふさわしいと、見直しを検討する動きが出てきたのだ。

■密室で決まった霞ケ関

 一方の霞ケ関CCは一般人が利用できない、閉鎖的なメンバーコースだ。しかし、JOC(日本オリンピック委員会)の加盟団体である日本ゴルフ協会(JGA)が設置した有識者によるオリンピックゴルフ競技対策本部及び2020年東京招致委員会(竹田恒正本部長兼委員長)で開催会場として一本化されたのだが、その経緯は明らかにされていない。なぜそんなゴルフ場が選ばれたのか。評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発