W杯に続きコース建設遅延…リオ五輪でゴルフはできるのか

公開日: 更新日:

 やはり「大丈夫なのか」という声が大きくなってきた。

 東京五輪はちょうど6年後(7月24日)に開幕。その前にはリオ五輪がある。ブラジルW杯では競技施設や道路などの建設が大幅に遅れ、国際サッカー連盟のブラッター会長は開幕直前まで頭を抱えていた。それと同じことが2年後の五輪でも再現されそうなのだ。

 現地を何度も視察している国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長はリオ五輪の準備遅れについて「私がこれまで経験してきた中で最悪」と批判。中でも一番心配されているのが112年ぶりに五輪種目に復活するゴルフの開催コースだ。

 リオ郊外の沿岸部に建設されているコースは2013年3月に着工。当初の完成予定は今年9月だった。ところがW杯施設同様、工事は大幅に遅れ、コース内の芝張りが始まったのは今年5月からだ。あるゴルフ場の管理関係者がいう。

「フェアウエーやラフの芝が育つまでは1年もかからない。問題は(ベント)グリーンです。芝を切り張りし、寝かせるので完成までには1年は見たい。ブラジルという土地柄、その間に猛暑が襲ってくることが怖いですね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ