日本シリーズを汚した阪神・西岡の“意図的”守備妨害

公開日: 更新日:

 今年の日本シリーズは前代未聞の終幕だった。

 阪神は1勝3敗で迎えた第5戦、1点を追う九回に1死満塁のチャンスを迎える。ここで西岡の打球は一塁正面へ。本塁封殺後、捕手の細川は一塁へ送球すると、ファウルラインの内側を走っていた西岡の左手に当たった。ボールが転々とする間に二塁走者は本塁へ。ところが審判は西岡の守備妨害とジャッジ。併殺成立でゲームセットとなった。

「故意ではない」と語っていた西岡は翌日自身のフェイスブックで「ルールで内側に入って送球が当たれば守備妨害は百も承知です! ルールを知った上で打った瞬間ゲッツーになると思ったので、少しの可能性にかけて内側から外側に走って行くものを、ライン上スレスレを走って体に当たれと思いながら走ってました! 僕は送球が当たるときに足が外側にあればいいと思って走ったので、僕なりにルール上ギリギリのプレーはしたつもりでした!」と説明した。

 野球経験者なら誰でも一度ぐらいやったことがある「ギリギリのプレー」だが、舞台はプロ野球にとって最高のイベントである日本シリーズだ。頂上決戦を汚す意図的なルール違反と言われても反論できまい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情