アジア杯合宿打ち上げ "灰色"指揮官アギーレが上機嫌のワケ

公開日: 更新日:

 アジア杯開幕(9日)を控え、8日に開催地オーストラリアの南東部セスノックでの直前合宿を打ち上げた日本代表。

 この日は現地午前10時半から練習を行い、同夕方にはパレスチナ代表との1次リーグD組初戦(12日)が行われるニューカッスルに移動した。

 現地に到着した翌4日と5日、気温30度超の中で練習試合が組まれ、オフだった6日の翌7日には、炎天下のピッチで高負荷のウエートトレーニングを課せられ、選手たちはゲンナリとした表情を浮かべていた。

 対照的だったのが、指揮官のアギーレ監督。「合宿初日から最終日までずっと上機嫌だった」(現地取材記者)からだ。

 8日の練習中、サイドからのクロスが精度を欠くとアギーレ監督は汚い言葉を吐きながら、持っていたバインダーを投げ捨てるパフォーマンス。が、正確なクロスが入ると一転、右手親指を立てて「ブラボー!」と叫び、意図的にアメとムチを使い分けてチームを活気づけていた。

「7日の練習後、アギーレはメディア陣の前を通らなくても移動用バスに乗れるのにわざわざ近づき、顔見知りのジャーナリストから『お疲れさまです!』と日本語で声を掛けられると満面に笑みを浮かべながら手を振っていた。とにかく直前合宿を通してアギーレの機嫌の良さが際立っていましたね」(前出の記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  2. 2

    Jリーグ得点ランク上位FWが日本代表入りできないワケ…「森保監督の確固たるポリシー」が背景に

  3. 3

    W杯組み合わせに森保監督「非常に厳しい」…GL初戦はオランダと激突、2位通過が現実ラインか

  4. 4

    【オランダ】195cmCBファンダイクが大きな“壁”に…タレント勢揃いで「地盤沈下」は今や昔

  5. 5

    【チュニジア】アフリカ予選10戦無失点 堅守が光る「カルタゴの鷲」は日本が苦手とするチーム

  1. 6

    森保JにW杯グループリーグは「天国」にも「地獄」にも…FIFAが組み合わせ抽選「ポット分け」正式発表

  2. 7

    サッカー日本代表 森保一監督に「有名指揮官キラー(殺人者)」の称号…再脚光で世界から引く手あまた?

  3. 8

    W杯初16強の日韓大会で山本昌邦は「トルシエと選手とのフィルター役をこなした」

  4. 9

    【ポーランド&ウクライナ】1次リーグF組の最終枠は現時点で未定も「ウクライナが有力」と専門家

  5. 10

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー