<第8回>なぜモンゴル人力士は驚くほど日本語が流暢なのか…言語の特徴に秘密があった!

公開日: 更新日:

 外国人力士は総じて日本語の習得が早い。確かに言葉が通じない相撲部屋に放り込まれれば、いや応なしに日本語を習得せざるを得ない。

 とりわけモンゴル人力士は日本語がうまい。かつて土俵を席巻したハワイ勢と比べても一目瞭然。朝青龍のようなハキハキした物言い、白鵬の重々しい口調などは生粋の日本人と比べても何ら遜色ない。

 前出の力士は「まず、文法が似ています」とこう続ける。

「例えば日本語だと『私は何々を食べたい』と単語を並べます。英語だと『私は食べたい、何々を』ですよね? モンゴルでは単語を並べる順番が日本語と同じなんです。モンゴル語は非常に発音が難しいことも関係していると思う。日本語も発音が難しいといわれていますが、モンゴル語はそれ以上。その意味でモンゴル人は、他の国の言葉を覚えるのに向いていると思います。あとはやっぱり、15歳くらいで日本に来ているからじゃないかな」(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"