デーブ監督絶賛も…楽天・安楽のブルペン入りは“諸刃の剣”

公開日: 更新日:

「オレ、バッター目線で見たけど……(内角に)差された」

 ブルペン捕手の後ろから見守った楽天の大久保監督が、思わずこううなった。

 ドラフト1位右腕の安楽智大(18)が2日、初めてブルペン入り。捕手を立たせて、直球を中心に42球を投げた。懸念されている右ヒジについては「不安はない」と言い、「まだ本調子じゃない。ブルペンに入れただけでも収穫」と笑みを見せた。

 楽天首脳陣が恐れているのが右ヒジ痛の再発。772球を投げた高校2年の春の甲子園後に痛め、昨年もケガの影響に悩まされていた。他の日本人投手が全員初日からブルペンに入る中、首脳陣が安楽だけストップさせたのは無理をさせないためだ。

 そんな安楽を一軍キャンプに抜擢したのは、目の届くところに置いて管理するためといわれている。本人が「右ヒジはもう大丈夫」と言っている以上、二軍スタートでは「早く一軍に」という気持ちが先行しすぎて、むちゃなアピールもしかねない。

 だが、MAX157キロを誇る剛腕を目の前で見せられたら、大久保監督もどこまで我慢できるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手