冷戦さらに激化 白鵬を意固地にさせるメディアの手の平返し

公開日: 更新日:

 商売優先で「優等生」に仕立てながら、急に「横綱としての品格がない」と書き立てるのだから呆れるばかりだ。

 戯作者の松崎菊也氏は「大横綱とはいえ29歳の若造ではないか」と言って、こう続ける。
「いくら強いからって、29歳の若造に『大』や『名』の冠をかぶせすぎです。若過ぎる『大名』はそっくり返る。今さらマスコミが白鵬に謙虚さを押し付けるのは無理でしょう。『大鵬の優勝回数を超えたら大横綱、名横綱というハードルを準備したのはあんたらだろう?』と、白鵬に言われて答えられる記者がいるかどうか。マスコミはいまだに相撲は日本のモノだという幻想を捨てきれない。ならば、さらにハードルを上げて『日本人になれ!』と言うしかない。齢60の総理大臣が『木鶏たり得ず』と自分で言うのがこの国。29歳は駆け出し扱いできますから」

 不良横綱をもてはやし、増長させたマスコミの罪は重い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず