ローテが合わず…「ハム大谷vs巨人打線」の地上波放送が幻に

公開日: 更新日:

 9日(火)に行われる日本ハム巨人戦(札幌ドーム)を地上波中継するテレビ朝日の関係者が落胆しているという。ある放送局関係者がこう明かす。

「巨人の菅野対日本ハムの大谷。球界を代表するエース対決なら、平日のゴールデンタイムでも他局と戦えるかもしれないという算段があった。菅野はカードの頭となる火曜の登板が続いていたから、当たるだろうと」

 しかし、そんな淡い期待は裏切られた。その菅野智之(25)が首痛のため、5月31日に登録を抹消された。斎藤投手コーチは「10日間の予定ではいる」と軽症を強調しているが、再登録は10日以降。9日の地上波の日には間に合わないのだ。だったらせめて、開幕7連勝中の160キロ右腕・大谷翔平(20)だけでも見たいところ。しかし、こちらも先月30日の中日戦に先発。次回は5日からの阪神との甲子園3連戦での登板が予定されている。ローテーションが合わず、巨人戦では投げないというわけだ。

■テレ朝も原監督もガッカリ

「デーゲームが多い週末の中継はともかく、平日のナイターは午後7時からのゴールデンタイム枠。巨人戦も1ケタ視聴率が当たり前の時代となった今では、この時間帯に地上波で放送すること自体が珍しい。それでもやるなら、少しでも知名度のある投手に先発してもらって“惨敗”を免れたいのがテレビ局の本音。栗山監督はマスコミ生活が長く、テレ朝の野球解説者もやっていた。テレビの全国中継の日を気にかけながら、大谷の登板日を考慮してもおかしくはない。実際、前回登板の中日戦はフジテレビの地上波中継があった。テレ朝関係者からすれば、『そりゃないよ』と言いたくもなるでしょう」(前出の放送局関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後