早実の評価は未知数も…清宮が甲子園で“神風”呼ぶ理由

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 今大会20打数10安打の打率5割、10打点、8四死球、3三振の清宮にしても、数試合視察したパ・リーグのあるスカウトが「予選で1本も本塁打を打てなかったんですよ」とこう言った。

「打率5割といっても、代表校の中軸では珍しくない数字。3回戦からの登場となった早実は、ベスト8を決めるまで全て都立校が相手とクジ運にも恵まれた。スイング自体はコンパクトでフォローが小さく、打つ時に手首をこねるクセがあるので、遠くへ飛ばせる打ち方ではない。アベレージ打者タイプ。現段階では4番の加藤の方が、よっぽど理にかなった長距離打者らしい打ち方をしています」

 とはいえ、早実は野球名門校。清宮は甲子園大会関係者やスポーツマスコミにとってもメシの種なのだ。今年は高校野球100周年。地方大会が近年になく盛り上がっているのは清宮がいればこそ。高野連は早実が代表に決まる前から、甲子園での移動手段や警備体制などを特別に「清宮仕様」にすることを検討していたほど。人気者にはできるだけ長く甲子園でプレーして欲しい、簡単に負けてもらっては困る――が主催者の本音なのだ。

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