先発菊池が好投 西武ドロ沼連敗脱出で“野球の法則”再認識
仙台で長いトンネルをようやく抜けた。西武が5日の楽天戦に勝って連敗を13で止めた。勝因は、七回2死まで5安打無失点で6勝目を挙げた先発菊池の好投に尽きる。
連敗中は先頭打者を出して先制されたり、逆転されるケースが目立った。4日の試合も、初回に1番聖沢の打球を外崎がファンブルし、失点に結びついた。
この日は初回に中村のタイムリーで先制すると、菊池が六回までストレートでどんどん攻めた。しかも、先頭打者を1人も出さずにテンポよく投げたからバックの好捕も呼んだ。
「東北は好きです。友達とか来てくれた中で投げられてよかった。ファインプレーとかいい打球が正面に飛んで助けてもらいながら投げた」と、岩手出身の菊池は言ったが、投手は先頭打者を塁に出さなければ、失点の確率はグンと減る。そして打つべき人が打てば野球は勝てる。
西武ナインは7月14日以来の勝利で、野球の法則を再認識したはずだ。