今季6人目、8月は3人も…メジャーで“ノーノー”量産の理由

公開日: 更新日:

 メジャーでまた偉業が成し遂げられた。カブスの右腕ジェーク・アリエッタ投手(29)が30日(日本時間31日)のドジャース戦でノーヒットノーランを達成。12日の岩隈久志(マリナーズ)、21日のマイケル・フィアーズ(アストロズ)に続いて8月だけで3人目、今季通算6人目のノーヒッターとなった。

 過去10年で最も多い12年の7度(うち1回は継投)を上回るペースで快挙が続出している。

 今季ここまで大仕事をやってのけた6人ともカッターを武器とする投手だ。アリエッタは昨年、米スポーツ専門局「ESPN」が選ぶ「ベストカッター」の1位に選ばれた。岩隈や6月20日のパイレーツ戦で達成したナショナルズのシャーザーは、今季新たにカッターを球種に加えて投球の幅が広がり、無安打無得点につながった。カッターはスライダー回転の速球のこと。打者の手元で微妙に変化してバットの芯を外す。少ない球数で打ち取れるため、ここ数年はカッターの精度を上げる投手が増えている。いずれの投手も武器とするカッターを有効に使ったことが偉業達成につながった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」