“お得意様”も後押し 西武・秋山「シーズン最多安打」に好条件

公開日: 更新日:

 13日のロッテ戦でプロ野球史上6人目となるシーズン通算200安打を記録した西武秋山翔吾(27)。131試合目での到達は94年のイチローに次ぐ2番目に早いペースだ。西武の残り試合は「11」。秋山は果たして、阪神・マートン(33)の持つシーズン最多安打のプロ野球記録(214本)を更新できるか。

 14日までの132試合で201安打だから、このままのペースで打てば、シーズン143試合で217安打。机上の計算とはいえ、今季2試合連続無安打が2度しかない「スランプ知らず」。記録更新はほぼ確実だ。

 残り試合の対戦相手も偉業達成を後押しする。

 11試合のうち、最も対戦の多いのはオリックスの5試合で、楽天の2試合が続く。秋山は今季、この両チームにめっぽう強く、対オリックス戦、対楽天戦ともに.366とカモにしている。パの対戦球団の中で、もっとも相性が良いのがこの2チームなのだ。

 しかも、オリックス、楽天はすでにCS争いからも脱落。目標を失っているのも秋山にはプラスに作用する。

 ソフトバンクの優勝が確実な今、2位の日本ハムも今後はCSに向けた調整に入る。目の色を変えて西武に向かってきそうなのは、3位争いを続けるロッテ。そのロッテとは1試合を残すだけ。マートン超えの条件は揃っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした