12連戦黒星スタート…阪神を“鬼門”ハマスタの悪夢が襲う

公開日: 更新日:

「やっぱり先発が悪かったな……」

 18日のDeNA戦。ゲームセットの瞬間、阪神OBがこうボヤいた。

 和田監督は今季最大のヤマ場となる12連戦の頭にメッセンジャーを先発に起用。打線は初回に先制するも、メッセが六回に筒香の適時二塁打とロペスの犠飛で逆転を許す。五回まで4四球もわずか2安打。投球内容は悪くはなかったが、何しろメッセにとっては13年4月から勝ち星がない球場だ。

「選手には実力とは関係なしに、相性の悪い球場というものがある。逆に言えば、和田監督はここでメッセが勝てば乗っていけるという計算があったのかもしれないが、裏目に出た」と前出のOBは「解説」した。

 横浜スタジアムが嫌いなのはメッセだけではない。ここは優勝争いをしている時の阪神にとっては鬼門の球場なのだ。

 岡田監督時代の08年、7月に最大13ゲーム差をつけて首位に立ちながら、巨人に歴史的な大逆転負けを喫した。責任をとって辞任した岡田監督は、「9月5日からの広島3連戦(広島)の初戦を落とした時に辞任がチラついた」と言った。しかし、選手たちにとって痛かったのは、実はその試合ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明