候補10人超も“本命”見当たらず…DeNA次期監督選びが混沌

公開日: 更新日:

「地元横浜にゆかりのある人。横浜という面を優先順位で挙げた方がいい」

 7日、DeNAの池田球団社長が、退任した中畑監督の後任人事について、こう語った。

 球団はすでに、10人程度の監督候補をリストアップしており、現体制からの内部昇格案もあるという。ちなみに41歳のベテラン右腕・三浦の兼任監督案については、高田GMが「兼任は難しい。現役を退くならまだしもね」と否定的な見解を示している。

 高田GMは以前、「(中畑監督時代の)4年間を生かし、勝負できる人」とする一方、「経験にこだわると、なかなかいい人はいない」とも言っている。チーム関係者が言う。

「横浜にゆかりがあるといえば、ラミレスは候補になる。12年から2年間プレーしているから、球団がやってきたチームづくりを含めてよくわかっている。98年の優勝メンバーでいえば、解説者の佐々木主浩、今季限りで現役を引退した楽天の斎藤隆は、現役時代の実績も人気もある。球団が考える、お客さんを呼べる人材というところにも合致する。内部昇格なら、やはり98年メンバーの進藤達哉ヘッドコーチだろう。山下大輔二軍監督、大村巌一軍打撃コーチが揃って退団していることを考えても、最有力候補でしょう。進藤コーチ招聘は、球団の肝いりだったからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった