ジョコビッチ敵なし! ツォンガを寄せつけず今季9勝目
手がつけられない。男子テニスツアーの上海マスターズ決勝は、第1シードのジョコビッチ(セルビア)が、第16シードのツォンガ(フランス)を2-0で退けた。
第2セットではライン上に打った自信のショットを「アウト」と判定され審判に詰めよる一幕も。会場からブーイングを浴びたが、チャレンジでポイントが認められ、そのままツォンガを押し切った。
ジョコビッチは1月のカタール・オープン準々決勝でカルロビッチ(クロアチア)に敗れた後、13大会連続で決勝進出を果たし、今大会の優勝が今季9勝目(マスターズ1000は5勝目)。4大大会のうち3つを制覇し、唯一黒星を喫した全仏も準優勝だった。
「これぞ世界のトップ」と誰もが認めるほどの圧倒的な強さを見せているジョコビッチは、小麦粉素材の加工食品を食べない「グルテンフリー」の生活で肉体改造に成功。数年前に比べて故障がめっきり減った。体のアチコチに痛みを抱える錦織とは対照的だ。