ジョーンズでも足りず…巨人貧打解消へ日ハム陽岱鋼狙い

公開日: 更新日:

 ある地元放送関係者は「陽は、13年1月にオリックスに放出された糸井と同じ道をたどるのではないか」とこう話す。

日本ハムの方針は『ドラフトと育成』。指名した有望選手がモノになると踏んだら、ポジションをこじあけてでも強引に使って経験を積ませていきます。そのためにトウが立ったレギュラーやベテランを放出することも珍しくない。外野で当分の間、レギュラーを張れそうなのは左翼の西川くらい。球団としては守りの達者な岡を中堅で、浅間を含めた若手選手を右翼で競わせたい。陽がいれば、結果として若手の育成が遅れることになりますからね」

 去る2日の契約更改で4000万円ダウンの年俸1億6000万円を保留したことも、少なからず影響はあるだろう。

 糸井がトレードに出されたのは、12年オフの契約更改で散々ゴネた後。陽も「ケガを公傷と認めてくれ」という訴えを球団に却下され、交渉は現時点で平行線をたどっている。

 ただでさえ、若手育成の障害となりかけているだけに、放出の状況は整ったといえる。

 そもそも巨人と日ハムは、頻繁にトレードを行う間柄。08年には二岡、林とマイケル中村、工藤、今シーズン中も矢野、須永と矢貫、北と、いずれも2対2のトレードを行っている。北海道を騒がせた陽が、来季は巨人の救世主になる可能性は高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…