スポンサーに中国企業続々 CWCいつまで日本で見られる?
もっともトヨタは81年大会から継続していたスポンサーを14年限りで降り、今大会から中国の技術情報メーカー・阿里巴巴(アリババ)集団が冠スポンサーとなり、大会名も「Alibaba E-Autoプレゼンツ……」に変わった。契約金は年間10億円。22年までの長期契約だ。このことが、来年以降のクラブW杯開催地に大きな影響を及ぼす。
「現時点で16年の日本開催、17~18年の中東での開催、19~20年の日本開催は内定しているが、中国企業が冠スポンサーになったことで風向きが変わりそうです」と広告代理店関係者が続ける。
「阿里巴巴集団以外にも中国企業がクラブW杯のイベントスポンサーに名乗りを上げており、FIFAに対して『大金を払う。ぜひとも中国で開催してくれ。21年以降の開催なんて遅過ぎる』と大クレーム。FIFAの担当者が『トヨタの撤退で日本企業全体にクラブW杯への関心が薄らいでいる。19~20年の日本開催を中国開催に変更できるかも知れないが、基本的には20年大会までは決まっている』と説明しても『とにかく遅過ぎる』の一点張り。それどころか『来年の16年大会から中国開催にしろ!』と強硬な姿勢を見せているようです」