トランプ氏暴言の波紋 所有コースでの大会開催に「NO」が

公開日: 更新日:

 騒動は収まりそうもない。

 2016年の米大統領選共和党候補者指名争いでトップを走る不動産ドナルド・トランプ氏(69)の差別発言が、ゴルフ界にも波紋を広げている。

 英紙インディペンデントは「全英オープンを主催するR&A(全英ゴルフ協会)が、スポンサーや外国人選手のボイコットを避けるため、(トランプ氏が所有する)ターンベリーでの開催を避ける方針」と報じた。その経緯について同紙は「(今月7日の)イスラム教徒の米入国禁止の発言によって、開催コースから除外するよう提案があった」としている。

 トランプ氏は昨年、09年の全英オープンの大会会場になった同コースを買収していた。

 R&Aは「性別、人種、国籍、宗教にかかわらず、平等に機会が与えられるべき」との声明を出した。

 トランプ氏をめぐっては、今年10月に同氏所有のコースで行われる予定だったメジャー優勝者によるPGAグランドスラムが、メキシコ移民に対する差別発言で中止に追い込まれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  5. 5

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  3. 8

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  4. 9

    石丸伸二陣営に都知事選での公選法違反疑惑…矢面に立たされた渦中の「T氏」の正体と釈明

  5. 10

    橋本環奈「おむすび」浮上の足を引っ張るギャル衣装のダサさ…「カムカム」「ばけばけ」も逆風に