高校サッカー4強決定 国学院久我山の“番狂わせV”あるか

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 ベスト4が出揃った高校サッカー

 駒沢競技場(東京)の第1試合は優勝候補・東福岡(福岡)が、MF橋本のゴールで東京B代表の駒沢大高に勝利。続く第2試合では前回覇者の星稜(石川)が高知・明徳義塾を下し、危なげなく準決勝にコマを進めた。

 神奈川・三ツ沢球技場の第1試合は青森山田が富山第一を下し、09年以来となるベスト4進出を決めた。

 第2試合では東京A代表の国学院久我山が、前大会準優勝の群馬・前橋育英に競り勝ち、同校史上初のベスト4入りだ。

 決勝弾は後半12分。久我山のMF内桶が右サイドからペナルティーエリア内に侵入。小刻みなステップで相手DFのマークを外し、ゴール右上隅にズドンと叩き込んだ。

 これで9日に埼玉スタジアムで行われる準決勝の対戦カードは「東福岡VS星稜」「青森山田VS国学院久我山」となった。 決勝に進んで優勝するのはどこなのか?

「東福岡、星稜ともに順当に勝ち上がったチーム同士の対戦です。勝ち上がりは昨夏のインターハイを制し、今大会の3回戦で優勝候補の最右翼だった市船橋(千葉)を破った東福岡と予想します。ここまで4試合で7得点1失点。相手の攻撃をしっかり抑えることが徹底されており、試合運びに安定感がある。準決勝のもう一試合、青森山田と久我山はダークホース同士の顔合わせとなります。久我山は1、2年生に注目です。FW渋谷とトップ下のMF名倉とボランチのMF知久が2年生。CB上加世田、GK平田が1年生。チームの中心線を1、2年生が担い、両サイドを3年生で固める布陣です。来年度を見据えたチーム構成ですが、今大会は試合を重ねるごとにチームが熟成され、勝負強さも身に付けた。決勝に進んだ場合、余勢を駆って一気に頂点に上り詰める可能性もあるでしょう」 (サッカージャーナリスト・六川亨氏)

 まさかの可能性はありそうだ。

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