6回1失点、白星ならず…日ハム大谷“二刀流”に中1日の試練

公開日: 更新日:

 普段以上に気合が入っていたに違いない。

 1日のソフトバンク戦に先発した日本ハム大谷翔平(21)。ところが、初回、先頭打者の福田に死球を与えると、ストライクを取るのに四苦八苦。変化球は「あさって」の方向にすっぽ抜け、頼みの直球も制御しきれない。それでも何とか球威を頼みに投げ続け、6回5四死球1失点。散々な内容の105球だったが、最低限の仕事は果たした。

「毎回ランナーを出してしまい、テンポのいいピッチングができませんでした」

 と話すように、不甲斐ない投球には反省しきり。それでも「唯一よかったのは、要所で抑えられたことぐらいです」と言ったのは、安堵の気持ちも強かったからではないか。

 この日は大谷にとって、二刀流の試金石というべき重要な試合だった。昨季までは野手出場する際、最低でも登板日の前後2日間は間隔を取っていた。今季からは本格的な二刀流に挑むため、登板日の前後しか休まない。この日は今季2号を打った3月30日から、中1日でのマウンドだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒