日本ロシアW杯行きは? B組の対戦相手を六川亨氏が分析

公開日: 更新日:

 最終予選出場12カ国の中でFIFAランク最下位のタイは、ここ数年来の国内リーグ人気の高まりと歩調を合わせ、順調に代表強化を推進してきた。しかし、だからといって最終予選を突破するだけのレベルにはない。

「タイは今回の最終予選出場国の中でアウトサイダーに位置付けられ、日本はアウェーでも大差をつけられるだけの実力差があります。タイの首都バンコクで有名なタイ料理トムヤムクンをより一層、おいしくいただけるでしょう」(六川氏)

 第3シードの相手サウジアラビアは、94年米国W杯でベスト16に食い込んだが、98年大会以降3大会連続で1次リーグ敗退。10年南ア、14年ブラジルW杯ではアジア予選で姿を消している。かつての中東の雄としての怖さはなく、日本は必要以上に恐れる必要はない。

 第4シードのUAEとの対戦成績は、日本の5勝8分け2敗。昨年1月のアジア杯でPK負けを喫したが、総合力で日本の優位は動かせない。

「第4シードからはカタールではなく、イラクと同居することになったのは、日本にとってラッキーでした。ここ10年の対戦成績はカタールと2勝2分け、イラクとは4勝です。これはイラクが政情不安などで代表チーム強化がままならない状況と無関係ではない。個々には侮れない選手もいますが、カタールよりもイラクの方がくみしやすい相手です。日本のW杯6大会連続本大会出場の可能性は高い」(六川氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"