14連勝でSBに5.5差 ハム逆転Vに「可能性ある」と評論家

公開日: 更新日:

 前出の山崎氏は、「数字上はソフトバンクが有利。オリックスに10勝2敗、楽天に10勝3敗1分け、ロッテに9勝4敗1分けと3つもの『お得意さま』をつくっている。追い越すのは簡単ではないが、可能性はゼロではない」と、こう続けた。

「今の日本ハムは勢いに加え、大谷が勝てなくても、4番の中田が打てなくても勝てる『チーム力』がある。投手陣も、有原、大谷に加え、高梨が成長し、リリーフ陣も安定感がある。ソフトバンクに負けず劣らずの状況になってきました。直接対決では日ハムが8勝5敗1分けとリードしており、大谷、有原らの相性がいい。2チームの対戦は残り11試合。今後、大谷が負けない投球を続け、中田が奮起することができれば、という条件付きではあるが、まだまだ諦める状況ではありません」

 投手陣はもちろん、不振の4番中田が復調すれば、好調を維持するレアード、陽、田中賢が揃う打線はソフトバンクに引けをとらない。

 ソフトバンクは先日、3試合連続で完封負けを喫するなど、決して「圧倒的」な強さを維持しているわけでもない。日ハムがヤフオクドームで6勝2敗(1試合は北九州)と相性がいいこともプラス材料だ。

 セは広島の独走状態になりつつあるが、パは奇跡が起こるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動