ロシア選手団のリオ五輪参加資格は21日にも決定

公開日: 更新日:

 ロシア選手団のリオ五輪への参加資格を巡る問題が先送りされた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は19日、電話会議による緊急理事会を開催。世界反ドーピング機関(WADA)が14年ソチ五輪などのドーピング検査で国家ぐるみの不正を認定したロシアに関して、リオ五輪への出場資格を認めるか否かの判断を見合わせた。

 現在、ロシア陸連による組織的ドーピングで資格停止処分を科された選手がスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴しており、21日にも出るCASの裁定を待って最終的な決定を下すという。

 IOCが結論を保留したのは、全競技のロシア選手団を排除した場合、禁止薬物に手を出していない選手の権利を侵害して訴訟沙汰になるのを恐れたからだ。さらに18日にWADAの調査チームが発表した、ロシアがソチ五輪のドーピング検査で用いる検体を不正に調査したと結論付けた報告書に、虚偽の事実が含まれている疑惑も浮上。IOCでは報告書の精査、検体の再検査も含めて、ロシアによる不正の実態解明に向けて「あらゆる国際機関と協力する用意がある」との声明を発表した。

 リオ五輪開幕は8月5日。南米初の五輪開催を前に問題が噴出し始めた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償