日本のメダル獲得を全力阻止 リオ“最大のライバル”は韓国

公開日: 更新日:

アーチェリー以外なら、女子ゴルフや射撃もおそらくメダルを取るでしょう」というのは、韓国のスポーツ事情に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏だ。

「パク・インビが出場を表明した女子ゴルフは、代表コーチのパク・セリが『メダルを独占する』と言っている。米女子ツアーの成績からみても不可能ではない。ゴルフや、ロンドン大会で男女とも金メダルを取った射撃やアーチェリーもそう。韓国がこれらの競技で強いのは、指先が繊細で感覚が優れているからです。スポーツではないが、細かいネイルアートの技術も世界一です」

 さらに太刀川氏はこう続ける。

「韓国は泰陵など3カ所に選手村があり、トップアスリートたちを育成している。1966年に設立された泰陵選手村は、88年ソウル五輪でメダルを量産するため軍隊並みの厳しいトレーニングが非公開で行われた。トレーニング法は変わっても、厳しい内容は現在も同じです。韓国には『体力は国力だ』という言葉がある。国民の健康増進と優秀な選手を育てて国威を高めるという意味です。また、両国の歴史から韓国は日本に対するライバル心が異常に強い。スポンサーと契約している選手は、日本に勝てばスポンサーの受けはよくなるし、国民の人気も上がる。日の丸選手が相手だと、いつも以上に燃えるし、研究にかける費用も多額。日本にとってはやっかいな相手です」

 フェンシングは、太田雄貴(フルーレ)が昨年の世界選手権(モスクワ)で頂点に立ったものの、男子は団体戦の出場権を逃した。14年アジア大会では、男女で金9、銀5、銅2の韓国に蹴散らされそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも