FAで野手補強に躍起だが…V逸巨人と広島の“決定的違い”

公開日: 更新日:

「今の野球は抑えで8割が決まる」とは元横浜監督の権藤博氏(評論家)。「抑え投手は打者の4番に該当する。先発3本柱より格上」という。

 2年連続でV逸した巨人はこのオフ、大補強に乗り出す。球団は最大の敗因を今年も解消されなかった貧打とみて、オリックスの糸井や日本ハムの陽といった強打の外野手を水面下で調査している。確かにリーグ4位の480得点は広島の655得点より175点も少ない。これでは勝負にならん、と近年の恒例のようになっている打者補強に今オフも躍起なのだが、冒頭の権藤氏の持論を持ち出すまでもなく、「その前に投手ではないか」とは、巨人などで投手コーチを歴任したOBの高橋善正氏(評論家)だ。

「最近の巨人は投手陣でもっていた。特に山口を中心としたリリーフ陣、勝利の方程式が強固だった。山口は昨年まで8年連続60試合登板。そんな鉄人も今年は勤続疲労から打たれ勝ちパターンから外れた。1勝6敗、防御率4.96はとても山口のものとは思えない成績。絶対的なセットアッパーだった面影はもうない。ここが揺らいだことがV逸の要因の一つでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち