川内優輝の世陸代表かかるレースに“7分切り”のハードル

公開日: 更新日:

 それでも無理な話だろう。福岡国際マラソン(12月4日)の事務局は31日、国内外の招待選手を発表。公務員ランナーの川内優輝(29=埼玉県庁)や、3連覇のかかるパトリック・マカウ(31=ケニア・自己ベスト2時間3分38秒)らがエントリーした。今大会は来年の世界陸上(8月・ロンドン)の男子代表選考会を兼ねている。

 陸連が決めた派遣設定記録は、リオ五輪の代表選考より30秒遅い2時間7分0秒。このタイムをクリアすれば、即、代表内定となるが、日本選手が近年7分台を記録したのは、昨年の東京マラソンで今井正人が出した7分39秒が最後。しかも、今井の7分台は日本選手としては3年ぶりだった。

 6分30秒より現実的なタイムになったものの、川内の自己ベストは2時間8分14秒。「7分切り」でも厳しいハードルだ。派遣設定記録を突破できなくても、日本人3位以内に入れば代表選考の対象になるが、選考レースは福岡以外に3大会残っている。来年の世界陸上で日本代表には区切りをつけると公言している川内。「大舞台を走って日の丸にサヨナラ」というシナリオは、かなり難しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった