青学駅伝メンバー傷害 元選手逮捕なら陸上部はどうなる?

公開日: 更新日:

 箱根駅伝常連校の指導者からは「遅すぎた」との声もある。

 同駅伝大会で連覇している青山学院大陸上競技部の駅伝メンバーだった男性(22)に「暴力をふるわれた」という知人女性が警視庁代々木署に被害届を提出し、同署が捜査していることが分かった。

 この事件は4月に発売された写真誌「フライデー」でも報じられたが、1月26日の夜、女性宅に泊まった男性は被害にあった女性と口論になり、顔面に頭突きしたり、腹部を殴るなどして2週間のけがを負わせたという。女性は6月上旬に被害届を提出。同署は傷害容疑の立件を視野に、男性から事情を聴くなどして、詳しい経緯を調べる方針だ。

 男性は今年1月の箱根駅伝にも出場。連覇に貢献し、現在は社会人チームの陸上部に所属しているが、この事件の「噂」は早くから大学陸上界の間を駆け巡っていたという。

 前出の指導者が言う。

「箱根駅伝に出場する大学には、地方から有望選手が集まる。彼らは高校時代から交流があるので、例えば『うちの合宿所の食事はまずい』とか、『こんなグループと合コンをやった』など、常にラインで情報交換しています。この事件も早くにラインでいろいろな情報が流れ、青学生が女性に返した傲慢な返事もみんな知っていたそうです。1月の事件の被害届がここまで延びたのは、示談がうまくいかなかったのでしょうが、警察が動いたということは立件できるということなんでしょう。青学在籍時の傷害事件で逮捕ということになれば、原監督の辞任は避けられないでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした