プロ野球にも続々…イップスはどんな選手がなりやすい?

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「当時はイップスなんて言葉は知らなかったが、捕手の森(祇晶=元西武監督)さんは晩年、二塁への送球は問題なかったのに、投手に返球するときにマウンドまで届かないことがよくあった。投手はわざわざマウンドを下りて捕りにいったものです。今思えば、森さんは頭が良くて神経質だったからイップスになったんじゃないかな。私や長嶋(茂雄)さんには無縁の病ですよ」

■情報と成績の数値化も一因

 近年では、ソフトバンクの内川も横浜時代に内野守備で送球イップスになった。今季メジャー通算3000安打を達成したイチローも、投手をやっていた高校時代にイップスで投げられなくなった体験をテレビ番組で語っていた。千葉ロッテのメンタルトレーナーを務めたこともある高畑好秀氏は「今のプロ野球にも1球団に3~4人はイップスの選手がいます」と言ってこう続ける。

「イップスというのは、まじめで考える力のある選手に多い。発症原因は人によって異なりますが、例えば、ここぞという時に送球ミスをすると、その原因をひじや手首の動きなどに求めることで、無意識に自動化されていた動きがバラバラになる。その繰り返しからイップスになるケースもある。今のプロ野球は昔より情報が多く、成績も細かく数値化された。考えることが多くなったこともイップスが増えた原因のひとつかもしれません。しかし、イップスはスポーツ選手だけに限ったものではない。例えば、大勢の前で話している時に大恥をかいたことがトラウマ(心的外傷)になり、多数の人前でスムーズに話せなくなることもあります」

 あるベテランスカウトによれば、今年のドラフト1位で指名された選手にも送球イップスの兆候が出ているそうだ。重症にならなければいいが……。

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