大関陥落で現役続行も…琴奨菊“2年以内に引退”確率40%

公開日: 更新日:

 そもそも、05年1月場所の初入幕以降、今場所を含む幕内71場所で2ケタ勝利はたった20回しかなく、大関昇進後の32場所でもわずか9回。昨年初場所の優勝は「宝くじに当たったようなもの」と言われた。大関在位32場所は琴桜、武蔵丸に並ぶ史上10位の記録だったとはいえ、名大関として名を残すには余りに地力が足りなかった。

 そこへ持ってきて、慢性的な腰痛とヒザ痛という爆弾を抱え、昨年7月場所中にはついに「左膝内側側副靱帯損傷」という大けがを負った。激しく前に出るだけの「がぶり寄り」という武器しかなく、唯一のその武器を支える下半身の強さを故障によって失えば、遅かれ早かれ「引退」の2文字がちらつくのは避けられなかった。そうでなくても、普段から稽古不足が指摘されていたから、なおさらである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々