菅野も小林と息合わず…侍Jに渦巻く「捕手炭谷」待望論

公開日: 更新日:

「小久保監督は何で炭谷に先発マスクをかぶらせないのか」

 8日のオーストラリア戦、小久保監督は先発の菅野(巨人)を除いて、勝利した前日のキューバ戦と同じスタメンで臨んだのだが、この日も9番・捕手で起用された小林(巨人)のスタメン起用に、ネット裏では疑問の声が出始めている。

 小林は合宿中、送球の際にWBC球を苦にしない点を村田コーチに評価された。嶋(楽天)が故障の影響で代表を辞退し、急きょ炭谷(西武)がチームに合流した。それでも小林が主戦捕手を任されている。小林は新人の14年に日米野球に大抜擢され、それ以後、代表経験は豊富。しかし、コンビを組む投手の軸となる球種に迷うケースが目立つなど不安を抱えているようなのだ。

「菅野はこの日、小林のサインに4度首を振るなど、1球ごとの間合いが長く、球審がタイムをかけたほど。菅野の投球時に限らずベンチから時折、球種のサインが出ているようだが、ベンチとすればサインが出しやすいから使っているとも受け取れる。炭谷は“第3捕手”の位置づけでも経験では一日の長がある。リズムもキャッチングもいいし、インサイドワークは上。肩も決して悪くない。プレミア12など国際大会の経験もある。菅野以外の投手は炭谷にマスクをかぶってもらいたいのではないか」(球界OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」