錦織&チャン師弟関係続く理由 テニスジャーナリスト分析

公開日: 更新日:

 その声を封じることができるか。

 錦織圭(27)は3月のマイアミOPで右手首を痛め、4月下旬のバルセロナOPを欠場。約1カ月半ぶりに復帰する今週のマドリードOPは第6シードでの出場となったが、右手首にはテーピングがされており、故障は完治していないようだ。

 錦織は8日発表の世界ランキングで7位から8位へ後退した。

 2014年の全米OP準優勝で日本中を沸かせた錦織も、その後は4大大会の決勝進出はなく、マスターズにも勝っていない。世界ランクは4位が最高で、近年は故障による棄権や欠場も少なくない。

 日刊ゲンダイは昨年12月15日付の記事「2017年 錦織の課題は肉体改造よりチャンとの決別」で、テニス関係者の意見を紹介しながら、13年12月から錦織を教えているマイケル・チャン(45)の指導力に疑問を呈した。その記事でも指摘したことだが、一流選手たちはコーチをよく代える。五輪を連覇したマリー(29)は昨季途中、元女子世界1位のモレスモと別れ、レンドルを2年ぶりにコーチ陣に加えて世界ランク1位を奪取。同2位のノバク・ジョコビッチ(29)も、ベッカーらとの契約を解消し、いまは新コーチを探している。同5位のラファエル・ナダル(30)も今季から、ラオニッチ(26=同6位)の元コーチと契約。ロジャー・フェデラー(35=同4位)も昨年、エドバーグからリュビチッチにコーチを代えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です