疑問噴出 サントリーLはまるで宮里藍“引退セレモニー”

公開日: 更新日:

「テレビもスポーツ紙も、視聴者受け、読者受けを狙ったのがミエミエだった」と、評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「テレビはドキュメンタリー番組みたいでゴルフ中継とは大きくかけ離れて違和感があった。引退する宮里だけを取り上げればいいというのは報道姿勢として安易であり、問題が多い。キム・ハヌルは今季3勝目で賞金女王タイトルに一番近い位置につけている。そうなると2010年からの8年間で韓国人女王が7度目になる。日本女子ツアーは韓国選手が圧倒的に強い危機的な状況であるのに、藍フィーバーで覆い隠し、のんびりした日本人プロをますますダメにしてしまう」

 戸張捷トーナメントディレクターは1打差2位に終わった堀琴音について、「(17番バーディー、18番パーと)長いパットを決めたからキム・ハヌルにタイトルを持っていかれても納得できる」とテレビで言った。2位に納得しているようではプロとは言えない。韓国選手に負けても仕方ないというそんな風潮が、メディアのヨイショ報道もあって国内女子プロ内に蔓延しているとしたら、それこそ大問題だ。

■錦織、清宮報道の“異常”

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手