国内FA組で1番人気 西武牧田に来季続投の由伸巨人が垂涎

公開日: 更新日:

「メジャー球団の1番人気はもちろん、日本ハム大谷翔平(23)ですが、国内FA組では西武牧田和久(32)の人気が高い」

 ある球団の編成担当がこう言った。

 今オフ、大谷のポスティングによるメジャー挑戦が決まる一方、国内のFA争奪戦もすでに、水面下で駆け引きが始まっている。

 今年のFA市場は日本ハムの中田翔(28)、ロッテ涌井秀章(31)、オリックスの平野佳寿(33)ら実績のある選手たちが顔を揃えるが、最大の注目株だった中田は今季、打率.206、16本塁打、62打点と絶不調で評価が急落。たとえFA権を行使したとしても、昨オフから相思相愛といわれる阪神移籍が有力視されてきただけに、国内球団の関心はそれほど高くないという。

「最も多くの球団が動向を注視しているのが牧田です」と、前出の編成担当が続ける。

「牧田は今年のWBCに侍ジャパンの一員として出場し、抑えとして活躍。国際大会の実績、経験も豊富で、メジャー志向もあることから、今オフのポスティングによるメジャー挑戦も噂された。今季は中継ぎとして53試合で1勝3敗27ホールド、防御率1.99の好成績。先発で2ケタ勝利を挙げた実績もある。複数ポジションをこなせるうえに、年俸は1億円プラス出来高で『Bランク』とみられ、非常にお買い得です。複数年の提示を断った昨オフは、某セ球団とのトレードが浮上したとの噂もある。西武は強く慰留しないともっぱらで、独身だから移籍へのハードルも低い。牧田自身、シーズンが進むにつれて国内移籍に関心を持ち始めているという話も聞こえてきたから、なおさらです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性