芸術性重視の体操女子 日本は“色気”求め新体操に弟子入り

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 体操女子日本代表が15日、世界選手権(10月2日開幕=カナダ)に向けた合宿を公開した。個人総合に加え、種目別ゆか、跳馬に出場するエースの村上茉愛(21)ら4人の代表選手が約1時間半、汗を流した。

 今季から適用された新ルールでは、難度の高い技よりも芸術性を重視。特に女子の採点基準は演技の表現力や美しさにウエートが置かれるようになった。

 今月上旬に行われた米国選手権を視察した塚原千恵子女子強化本部長によれば、強豪の米国でさえ演技スタイルを一新。ロシアから指導者を招いて女子特有の色気を盛り込み、新ルールへの適応を図っている。

 美しさといえば、本場ロシアを拠点にして練習を積んできた新体操日本代表が、先の世界選手権(イタリア)で個人、団体合わせて過去最多となる4個のメダルを獲得したばかり。今後、体操女子代表は新体操に弟子入りして、ロシア仕込みの華麗なテクニックを身に付けるという。東京五輪では体操でも色気たっぷりの演技が期待できそうだ。

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