サラリーの条件は韓国と日本ではそんなに変わらなかった

公開日: 更新日:

 そこで「日本との契約も決まっているから無理です」と断りました。私は子供が2人います。日本でインターナショナルスクールに通っていて、まだ卒業していないため、「ワイフ(妻)が子供の教育第一なので、いま韓国に戻るのは厳しいです」とも話しました。会長は「家に帰ったらワイフとしっかり話してみて」と熱心で、「11月にもう一回電話するから!」とプレッシャーもかけられました。11月になって本当に電話がきて、「どう? ワイフと相談した?」と。ハイ……とゴニョゴニョ言うことしかできず、結局、日本協会の契約発表を韓国のメディアが報道して、それを見た会長はさすがにギブアップしていました。

 去年12月、韓国で試合があったとき、「すみませんでした」と言ったら、「また次のチャンスがあればね」と言われました。(来日前に監督を務めていた)マレーシアからも連絡が来ましたよ。でも、私は日本で教えていて楽しかったし、次の五輪が東京ですからね。それがなかったら、ちょっと(気持ちも)変わっていたかもしれない。東京の後は子供も卒業しているし、断る理由ができないですね(笑い)。ミニマム(最低)、リオ以上の成績が求められるので、東京でメダルが取れなければ、私もクビかもしれないですし。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋