相次ぐ五輪壮行会「公開NG」にブーイング JOCの言い分は

公開日: 更新日:

 ショートトラックの神長汐音が通う公立高やスピードスケートの伊藤亜由子の母校である県立高は非公開。北野建設のように開催自体を中止した企業が出る一方で、兄弟で代表入りしたカーリングの両角友佑・公佑の公立高は公開した。

「これまでも、日本代表選手が所属する競技団体から企業へ説明してきましたが、母校など過去の部分までは行き届かない。問い合わせや報告があった段階で指摘しているというのが現状。今回の平昌だけでなくリオでも確認していましたが、東京大会があるため、他国以上に注目されることに配慮しないといけない。世界でも同じような決まりがあるので、そこに合わせていく必要があります」(前出の広報担当)

 壮行会には、営利目的の宣伝とは別に、競技を広く認知してもらうため、また地域の活性化という役目もある。それを、しゃくし定規に規制するのは納得できないとの声が広がっているのだ。

 規則、ルールで縛り上げておきながら、JOCと手を取り合う東京五輪組織委は、「1業種1スポンサー」の原則を無視し、カネ集め、スポンサー集めに血道を上げた。そりゃ、文句も出るわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」