出ては休んで…横綱の“覚悟”に欠けた稀勢の里は再起絶望

公開日: 更新日:

 稀勢の里は3敗目を喫した翌18日の朝稽古後に、「やると決めたからには最後までやり抜く」と報道陣に語っていた。それが舌の根も乾かぬうちに休場では、拍子抜けもいいところ。横綱として、あまりに軽いと言われても仕方がないだろう。

■必死の横綱鶴竜とは対照的

 協会内でも評判は散々。ある親方は「出ては休んでの繰り返し。もう期待なんてできないよ」と吐き捨てたほどだ。

「『この状態では15日間、横綱としての成績が残せない』と初日から休場すべきだった。しかし、稀勢の里は全休する勇気もなく、かといって死に物狂いで稽古をするわけでもない。ここまで6戦全勝の横綱鶴竜とは対照的です。鶴竜は今場所の成績に進退がかかっているので、必死さが伝わってくる。稀勢の里に足りないのは本人の覚悟と自覚なのですが、どうも横綱を『大関の延長』と見ているフシがありますからね。どこまで自分を追い込めるやら……」(中澤氏)

 昨年は14年ぶりに誕生した日本人横綱として期待を集めた稀勢の里。わずか1年でここまで凋落しようとは、誰も思ってなかったに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…