「開会式で死者」にも現実味…極寒の平昌はいまだ混乱中

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 この厳しい寒さに怒っているのが、五輪ボランティアだ。「この寒さでは死んでしまう」「弁当が凍って食べられない」「宿泊場所に帰るバスがこない」と、多くの不満を口にして数百人がボイコットしたと伝えられた。

■チケットは25万枚以上売れ残り

 一方で、選手に関する準備は抜かりがない。現地で配るコンドームの数は冬季五輪史上最多の11万個。前回のソチ五輪よりも1万個多いという。選手村だけでなく、プレスセンターや医療センターにも置いてあるそうで、選手1人当たり37・6個にも上る計算となる(参加選手は92カ国・2925人)。毎日使っても使いきれないほどの数だ。すでに選手村の中でセクハラ事件が起きているというテレビ報道もあった。開幕前からこれでは、先が思いやられる。

 開幕まで1週間を切ってもドタバタ感が否めない現地で、相変わらず話題を独占しているのが北朝鮮チームやサムジヨン管弦楽団の動きだ。4日に行われたアイスホッケー単一チームと世界ランク5位のスウェーデンとの模範競技では1対3で敗北したものの、国民の多くは「よくやった、息があっていた」などと好意的だ。北朝鮮選手は当初予定していた3人よりも1人多い4人が出場していた。

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