「開会式で死者」にも現実味…極寒の平昌はいまだ混乱中

公開日: 更新日:

 5日にサムジヨン管弦楽団の先遣隊が到着した時にもマスコミは大騒ぎ。現在8日と11日の2度、江陵とソウルで公演が行われる予定だが、すでにインターネット上での申し込み者数は15万人にも上っているほどの過熱ぶりだ。

 注目の開会式のチケットは最高150万ウオン(約15万円)。競技にバラつきはあるものの、国際オリンピック委員会が3日に明かしたチケットの売り上げは75%にとどまっている。つまり、25万枚以上が売れ残っているわけだ。

 韓国政府は平昌五輪の経済効果は65兆ウオン(約6兆5000億円)と発表している。開会式直前でも盛り上がりを見せていない現状からすれば、この数字も怪しいものだ。

(ジャーナリスト・太刀川正樹)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか