バスの案内も一切なし 平昌はケチケチ“節約五輪”だった

公開日: 更新日:

 普段は韓国野球を専門に取材している室井昌也氏は韓国語が話せるし、これまで何度も韓国を訪れている。それでも現地ではスムーズに競技会場に行けなかったという。なぜか?

 ◇  ◇  ◇

 ソウルからKTX(韓国高速鉄道)に乗って珍富まで約1時間30分。ここが開会式の行われたメインスタジアムやジャンプ会場の最寄り駅です。競技場まではシャトルバスが出ています。私の他、乗客全員が会場に最も近い「北門」ではなく、1つ手前の東門で下車してしまいました。目の前のボランティアに道を尋ねると「ここからジャンプ会場までは、別のバスで北門に行ってください」という。「どの競技会場はどこで降りるのか、ということがわかる場内アナウンスがあれば」と思ったのは、私だけではないでしょう。

 シャトルバスは地元のバス会社の車両を使用。車体には「○△観光」の文字もあり、五輪用のラッピングはされていません。車体の色も異なるので統一感もなし。韓国は、お金をかける時はすごく派手ですが、経費を削減する時は徹底して削る。今回の五輪は後者だと感じました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ