31歳も伸びしろ無限大 小平奈緒“金メダルの次”は世界新か

公開日: 更新日:

 短距離W杯女王が、ついに頂点に立った。

 18日のスピードスケート500メートルで小平奈緒(31)が36秒94で優勝。3連覇を狙った世界記録保持者の李相花(28=韓国)に0秒39差をつける五輪新記録で1000メートル(銀)に次ぐ今大会2個目のメダルを手にした。日本女子による同種目のメダル獲得は1998年長野五輪の岡崎朋美(銅)以来で、表彰台の真ん中に立つのは史上初の快挙だ。

 金メダルが決まった瞬間、涙を流しながら両拳を高々と突き上げた小平。「周りが見えないぐらいうれしかった。全てが報われたような気持ちです」と喜びを口にした。闘争心あふれる獣のような滑りと評されるレースについては「獣かどうか分からないけど、躍動感あふれるレースができたと思う」と振り返った。

 5位に終わった前回のソチ大会後にオランダに単身留学。王国オランダ選手の上半身を起こす滑りを取り入れるなど、あらゆる可能性を試した。試行錯誤の末、上半身は起こしたまま、下半身を低くする独自の滑りを身に付けた。

 ウエートや自転車で徹底して下半身を強化するなど、肉体改造にも着手。今季は体重(61キロ)を維持しながら、体脂肪率を絞った。信州大学時代から指導する結城匡啓コーチによれば「今までで筋量は最も多い状態」だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意