初打席初安打デビューも エンゼルス大谷は左腕に不安残す

公開日: 更新日:

■開幕2週間で課される打者のノルマ

 もっとも、課題の一つとされた左投手との対戦では不安を残した。六回、2番手左腕バクターの甘く入った直球を捉えきれず、ファウルでカウントを追い込まれると、最後はカーブを引っ張って一ゴロ。九回は相手の守護神右腕トライネンの変化球に二ゴロに倒れた。延長十一回はカウント2―2から右腕ハッチャーの高めの直球にバットが空を切った。

 メジャー初打席初安打をマークした大谷は今後、登板日以外にDHとして打席に立つことになる。

 当然、通常の野手とは異なり、変則的な起用になるが、それでも打者としての最低限のノルマが課される。

「メジャーではチーム事情にもよりますが、開幕ロースター入りした新人野手は2週間ほどでふるいにかけられます。メジャーで起用し続けるか、マイナー降格の境界線は打率2割といわれる。打率が1割台に低迷するようなら、メジャーレベルに達していないと判断されます。大谷は毎試合、打席に立たないとはいえ、判断基準は他の新人と同様に、『打率2割』『OPS(出塁率+長打率)6割(メジャー平均は7割)』が目安になるでしょう」(スポーツライター・友成那智氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋