大谷はメジャーで全盛ツーシーム投げず…でも大正解の理由

公開日: 更新日:

 おまけに大谷の決め球はスプリット。ボールの軌道が対照的なフォーシームを投球の軸にしているからこそ、スプリットがより効果を生む。同様にスプリットを武器にする上原がレッドソックスで抑えとして活躍できたのは、ツーシームでなくフォーシーム主体の投球だったからだ。

 ツーシームには落とし穴もある。例えばダルは渡米してすぐ、ツーシーム主体の投球に。シュートの曲がりを大きくしようと、知らず知らずのうちに体の開きが早くなり、フォームを崩したという。大谷がここまで好投を続けているのは、あくまでフォーシームを主体にしているから。160キロの速球を軸にしているからこそ、球速差のあるカーブもスライダーもスプリットも生きるのだ。

 次回先発は20日(日本時間21日午前5時7分開始)、本拠地で行われるレイズ戦になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない