箱根駅伝4連覇の青山学院 駅伝選手や教職員への恩恵は?

公開日: 更新日:

 いま、この「日本版NCAA」創設の動きがある。今回の日大アメフト部のような不祥事が起きても、選手側のメリットもある。スポーツ庁「大学スポーツの振興に関する検討会議タスクフォース」(日本版NCAA)の座長を務める江戸川大学の小林至教授(スポーツ経営学)がこう言う。

「日大アメフト部の事件では、問題発覚後の日本大学の初動にはやや疑問もありますが、実は大学の運動部や競技団体の多くは学生やOB・OGによる自主自立の任意団体であり、大学の監理下にありません。日本版NCAAは大学スポーツの統括的機構をつくることにより、学生の安全対策の不備や事故や不祥事の際の責任の所在をはっきりさせようという意味があります。弱い立場である学生のための学修とキャリア支援、企業では当たり前の労災のような制度も必要だと考えています」

 青学の駅伝選手が4連覇したことによる経済的なメリットは特にないようだ。日本版NCAAができれば選手への奨学金制度などが拡充する可能性はある。

■法学部の偏差値は5ポイント上昇

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???