サッカーは「自立した人間が集まって初めて成功できる」

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 昌子家も息子・源を育てる過程には紆余曲折があった。せっかく入ったG大阪ユースを辞めてサッカーから遠ざかり、素行不良だった中学時代。母の直美さんも、力さんと一緒になって朝帰りの息子をボコボコにした。「親も本気なんや!ってところを見せる必要があると思ったんです」と直美さんは述懐する。 

 米子北高校に送り出してからも頻繁に車で鳥取に通い、鹿島入りしてからは20歳になるまで給料を預かり、一定額を渡して<年齢相応の金銭感覚>を含めた自己生活管理力を養わせた。

「20歳になった時、通帳と(それまでの)差額を渡して『これからは自分でやれ』と伝えました」と力さんも言う。そうやって息子の25年の人生を縁の下から支えてきた両親でさえ、W杯の舞台で挫折した姿を目の当たりにしたとき、本当にどうにもならなかったのだ。


「子供を自立させることは、日本人にとって重要なテーマです。ロシアで16強入りした日本代表は本田(圭佑=メルボルンMF)みたいに(自分のポリシーを)しっかり話せる人間もいたし、(周囲の言葉を的確に)聞く耳を持っている選手もいた。だから西野(朗監督)さんのミーティング重視のチームづくりが有効だった。自立した人間が集まって、初めて成功できる。ロシアW杯は、そのことを再認識する良い機会になったと思います」(力さん)

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