体操パワハラ騒動 塚原夫妻“全面降伏”の裏側と協会の本音

公開日: 更新日:

 体操関係者が言う。

「協会の具志堅(幸司=61)副会長もそうだと思う。具志堅副会長と塚原夫妻の間には派閥問題が横たわっている。3人は日体大の先輩後輩の関係ですが、塚原夫妻はこれまで日体大を目の敵にしてきた。光男副会長は日体大在学中にメキシコ五輪に出場し、団体総合で金メダルを獲得。卒業後にミュンヘン、モントリオール五輪でも金メダルを取りながら、日体大の指導者には同期の監物(永三)さんが就いた。日体大には捨てられたという思いがあるのです。夫妻は朝日生命体操クラブの指導者に転じ、全日本選手権団体女子の優勝を争って日体大と火花を散らすようになった。10歳下の具志堅副会長は今や日体大の学長です。塚原夫妻との関係がうまくいくわけがありません」

 具志堅副会長が、宮川の告発内容を「全部、ウソ!」と切り捨てた光男副会長に「言うべきじゃない言葉だった」と不快感を示し、「18歳の少女がウソをつくとは思えない」と宮川の肩を持ったのは、あるいはこの派閥問題が関係しているのかもしれない。

 IOC委員に内定している国際体操連盟の渡辺会長の立場を含め、日本体操界にとって塚原夫妻の存在が邪魔になっているのは間違いないようだ。

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