二軍でラグビー日本戦 オールブラックスはそれでも超難敵

公開日: 更新日:

 18日、日本ラグビー協会は、日本とのテストマッチ(11月3日・東京)のため来日するニュージーランド代表(オールブラックス)のメンバー51人を発表。主力メンバー32人の他、新たに19人を加えた大所帯で来日する。

 オールブラックスは宿敵豪州と戦うブレディスローカップ(国際対抗戦=27日・横浜)にベストの布陣で臨む上に、11月には欧州遠征が控えていることもあり、翌週の日本戦は追加招集の19人主体のメンバー構成になる。その19人には、今季のスーパーラグビーで15トライを挙げ、クルセーダーズの連覇に貢献したWTB、FBのジョージ・ブリッジ(23)ら将来を嘱望される逸材も含まれているものの、初代表の若手が10人を占めている。

 日本は、二軍との対戦とはいえ、オールブラックス相手に金星を挙げたり、負けても善戦すれば、南アフリカを破った2015年W杯に次ぐサプライズとなる。自国開催の19年W杯の注目度は高まりそうだが、そこは腐っても3度のW杯制覇を誇る最強国だ。日本の思惑通りにはいきそうにない。

 ラグビーが国技であるニュージーランドではオールブラックスのメンバーに選出されるのは最高の栄誉とされる。ラグビー界はもちろん、一般社会からも尊敬を集め、引退後のセカンドキャリアでも何かと有利になるとされる。今回、追加招集された若手は来年のW杯メンバー入りを目指して、日本戦では目の色を変えてプレーするのは想像に難くない。

 日本協会、W杯組織委は、オールブラックスと対等に渡り合えば、W杯に弾みが付くと、ソロバンをはじいているそうだが、ニュージーランドの若手に粉砕されそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  3. 3

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 4

    【徹底分析】2027年ラグビーW杯組み合わせ決定 日本悲願の「8強入り」をプロが占った

  5. 5

    カーリング「ロコ・ソラーレ」代表落ちでも大人気!《SNSの投稿はまるでアイドル》の指摘も

  1. 6

    マラソン大迫傑を快速にするチャイナマネーパワー…日本記録“1秒更新”に「ボーナス狙い」の声も

  2. 7

    広陵高の暴力問題が話題だが…私は世羅高3年で主将になって、陸上部に蔓延する悪習を全て撤廃した

  3. 8

    私には女子陸上界の構造改革という壮大な夢がある…「ずっと続けたい」と思わせる魅力ある場所へ

  4. 9

    ロコ吉田知那美が初代アジア主将に選出も…カーリング世界初のプロリーグ参加に高すぎるハードル

  5. 10

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」