アンも賞金2億円超えに貪欲 韓国人プロ“強メンタル”の秘密

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 アンも申も勝てば「特典」がいっぱいだ。

韓国選手はジュニア時代から食うか食われるかの厳しい競争意識を植えつけられている。エリートだけが集められる国家代表は同学年で男女1人ずつしか選ばれず、結果を残さなければすぐに格下の代表常備軍に落とされる。アンも申もそんなジュニア時代を経験しているから、相手が同じ韓国人だろうが最後まで決して手を緩めることはしない。コースをいったん離れるとみんなニコニコしていますが、ラウンド中は戦場であり、とことん叩きのめさなければいけないという意識が根付いている。メンタル面のタフさが日本人選手とは違う」(ツアー記者)

 アンは2日目に上がり3連続を含む7バーディー(ノーボギー)を奪い、65で回った。記者から自己採点を聞かれると「99点」と答え、「4番で1メートルのバーディーパットを外したから」と言った。4度目の賞金女王になっても満足せず、常に100%のゴルフを目指しているのだ。長期シードを獲得する韓国人プロの天下はまだまだ続く。

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